今週のお題「夏物出し」
よぉし!出かけるか!
一日ぐずぐずだらだら過ごし、ようやく外に出ようかと一念発起するが、
玄関を出てわずか数歩でひき返す。
あぁ、しまった。アウターわすれたわ。。
夏はおしゃれの幅が広がる…が
爽やかな半袖ブラウス、パフスリーブにエンジェルスリーブ、一枚でさらっと着られる肌触りの良いワンピース。
夏の服というのは爽やかで可愛らしい雰囲気のデザインが多くて、お洒落好きさんにはとても楽しい季節ですよね。
しかし…
世の中には残念ながら、夏のおしゃれを手放しに楽しめない人種ーーつまり、「アウターなしでは外出ができない」という、奇特な人たちが存在するのです。。
アウター、なんて気取った言い方してますが(笑)、要は「上着」ですよね。
季節関わらず、コーデのいちばん上側に着る、カーディガンとかパーカーとかジャケットとか、そういうもののことです。
なぜ、Tシャツ一枚で外出できないのか?
今週のお題が「夏物出し」でなければ今さら考えもしなかったことだと思いますが、私はここ何年「アウターなし」、つまりTシャツ、長T一枚の状態で外に出るということをしていません…
それはもう、真夏日真っ盛りで外が馬鹿みたいに暑くても、うっすい羽衣みたいなカーディガンを羽織って「武装」して、外に出ています。
たとえば何らかの事情があって、腕とか身体に傷跡があるからそれを隠したいーーみたいな事情があるならそれは道理だけれど、私の場合は全くそういった事情はないわけで…
(実際、知人から「なんでいっつも長袖いっぱい着てるの?なんかあんの?」と、軽く疑われたことがある。笑)
なんでなんでしょうね?
理由をあらためて考えてみました。
心理学的な意味
心理学的な側面からみれば、たとえば、いっしょにいる人がくつろぎの場でありながら服装をゆるめない場合ーー
食事中なのにジャケットを脱がない、ネクタイをゆるめない、暑いのにシャツの袖をまくらない、そういう場合は、
その相手を
・警戒している
・気を許していない
・嫌っている
・快く思っていない
ということらしいです。
さらに、「上着を脱いで楽になさってください」などと言われてもなおその姿勢を崩さない場合は、そうとう警戒度が高い、のだとか。
正座をしている人がなかなか足を崩さないとか、並んで歩いているときに、相手がいる側にバッグを持つ、とか、向かい合ったときに腕組みをしたまま、とかそういうのも同じ心理だそうですね。
そう考えると、上着というのは言わば現代人の鎧みたいなものなのかもしれません。
「上着を脱がない」は、警戒心?
「フランス人は10着しか服を持たない」がヒットしてからはわりと公になった考え方ではないかと思いますが、服装、あるいはその人が所持している服(デザイン、色合い、あらゆる面ふくめて)というのは、その人自身の人柄、人となり、信念みたいなものに結構直結しているのですよね。
しかし、「上着を脱がない」人たちは、いったい何をそんなに警戒しているんでしょうか。
行く先で会う人を?
道行く人々を?
…いっそ、世の中すべてを?(笑)
いやいやいやと思わず否定したくなりますが、とりあえず心理学的には、そういうことになるらしいです。
これ、人によっては「自意識過剰」「あんたのことなんか誰も見てないよ」ということになるのだろうけど、まぁそういうことでもないんですよね…
アウターなしで、心も体もハレバレとした状態で外出できたらいいな。
と思いつつも、今日もがっつりアウターを着込んで外に出る私でした。
今週のお題「夏物出し」
それでは、今日はこのへんで。