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TVドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」と「白夜行」の劇中BGMがとても似ている件。

現在(2022.7~)、BS放送でTBSドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』が再放送されているんですよね。

それをぽ~っと見ていて、うーん…なぜここまで似ているのか…としみじみ思ったので、あらためて調べてみました。

 



 

 

セカチュー白夜行の共通項として、脚本・構成は森下佳子さんが、音楽は河野伸さんが担当されています。キャスト・スタッフも含め、そもそもがほぼ同じドラマ班により制作されているんですね。


…まあそれ自体は有名な話ではありますが、今回気になったのはそこではなく、具体的にどのシーンに流れているどの曲がいったいどれだけ似ているんだろうかという点でした。


クラシック曲や、あるいは有名なバロック音楽系がそのままちょっとアレンジされて使用されているということであれば話が早いのですが、もちろんそこは有名ドラマなので、きっちり「オリジナル」のものが使われています。さすが!

というわけで、それぞれのサントラを聴き比べてみました。(暇人…)

 

サントラを聴き比べてみた

 

 

一通り聴いてみた結果…


白夜行サントラの1曲目『白夜を行く

セカチューサントラの2曲目『朔と亜紀


この2曲がびっくりするほど似ていることがわかりました!実は似ているということで気になってたのはまさにこの曲なのです。


どちらも両ドラマにて、わりと重要なシーンであったり、あるいはクライマックス的な場面ではほとんど流れている気がしますね。

 

この2曲は、もちろんプロの目からすれば細かいアレンジとかに若干の違いはあるのだろうけど、私にはほぼほぼ同じ曲に聴こえる…

交互にランダムに流されて「今のはどっち?」と聞かれても、絶対にわからない自信があります。


しかし何より、ふつうに日常的に聴きたいくらい素敵なんですよね…とくにピアノverはすばらしい。仮に両ドラマを全然知らなかったとしても、絶対に好きになっていただろうなと思いますね。

 

ちなみに『白夜を行く』『朔と亜紀』以外も一通り聴いてみましたが、セカチューのほうはドラマの内容も相まって、ちょっと軽快だったり、あるいはセンチメンタルだったり、とにかく「青春」を連想させるような調べが多かったように思います。

一方の『白夜行』挿入歌は、ドラマの重い内容もあってか、よりダイナミックだったり壮大だったり、時には「荘厳な」という表現がぴったりのメロディーが目立っていた印象ですね。

まぁ比較する以前に、どちらのドラマもものすごく好きなので、聴いているだけでめちゃくちゃ幸せでした笑。今まではわざわざサントラを買う人の気持ちがよくわからなかったけども、今ならまあわからんでもない。

 

 

綾瀬はるか山田孝之の名タッグに思うこと

お二人とも、もちろん単体でも素晴らしい俳優さんなのだけど、二人並んだ瞬間にもはや言語化できないくらいのすさまじい魅力を感じるのは私だけだろうか。あの現象は何なんでしょうね?相乗効果というのかな。


単に「ハマり役」だったから、というだけではないと思う。『白夜行』の極悪カップルと『セカチュー』の病と闘うけなげな高校生カップル、演じた役柄もキャラクターもほとんど真逆なわけだし、お二人がわざと前作に寄せたような演技をしていた、というわけでもなし…

 

細かい話になりますが、セカチュー2,3話あたりで、朔太郎(山田孝之)が亜紀(綾瀬はるか)にキスしようとして拒まれたときの、困惑と恥ずかしさと照れがごちゃまぜになったような表情が、白夜行の何話目かで2人で教会に行こうとするシーンにて、亮(山田孝之)が雪穂(綾瀬はるか)と手をつなごうとして笑われたときの表情そのままなんですよね。びっくりするくらい動揺しているのが一目で伝わってくるような顔。

 

それ見てくすくす笑ってる綾瀬さんの笑顔が個人的にめちゃくちゃ好きなのです。もしや綾瀬さん演じる亜紀と雪穂という役柄は、どちらもかなりのSっ気があるんだろうか。あるいは小悪魔的な…?

まあ雪穂に関しては、Sっ気どころの騒ぎではないあれこれを色々やらかしてるわけだけども。何たってあの東野先生が全力で描いた”ザ・悪女”ですからね。原作・ドラマともに見どころは満載です。


何にしても、しばらくはセカチューを再び地上波で拝めるのが本当に嬉しい。しばらくはこの幸せを噛みしめながら生きていこうと思います。


 

 

 

 

 

itono-tono.hatenablog.com

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