石くんことギター石森さんの怒涛のツイートは、純粋に35周年を祝する気持ちからなのか、はたまたプロモーションの一環なのでしょうか。
正直未だによく分かりませんが、ファンとしては万々歳な状況が続いております。
個人的にはエレファントカシマシとTwitterというワードが並んでいることにまだ慣れなかったりもするのだけども。しかしプロモツイートだけじゃなく日常ツイートも盛りだくさんなこの状況はやっぱりとても嬉しい。
ところで石森さんのツイートと言えば、35周年ツアーファイナル某日深夜にツイッターにアップされ、そして即座に削除された「とある謎動画」があったことをご存じでしょうか。
どんな動画だったのか?
以下、大方の雰囲気です。
【宮:撮影者宮本さん、石:石森さん】
宮:…思い出した?…#$&…お願いします!
石:はい!
(ベッドの上、おそらくはホテルルームに付属の白いルームウエア姿。グラサンはなし。ついでに言えば、動画そのものの上下左右が完全に逆でしたw)
石:おもむろに歌い始める
さーよーなーらのくに~バハマ~♪
なぜにSeptember。そしてなぜバハマ。
と私たちが戸惑っているうちに、該当ツイートは風の早さで削除されてしまいました。
なぜ削除されたのだろうか
削除理由については不明。いやまあ、そこはそんなに掘り下げるべきところではないとは思いますが。動画内容はさておき、このご時世だしプライバシーがどうこうだとか、あるいは下手したらホテルを特定されかねないからとか本当にいろんな理由があるでしょうしね。
しかし削除しようと言い出したのは誰だったのだろう。動画のお二人のどちらかか、あるいは事務所側か。前者だとしたら、盛り上がって盛り上がってその後ハッ!と我に返った瞬間があったんだろうか笑。
そんなことをいろいろ想像させてくれるような最近のエレカシの空気感とかすごく丸くなった雰囲気などが、個人的にはとても嬉しいのです。
別に以前の雰囲気がどうだったということじゃないのだけど、ただ35周年というメンバーにとってもファン側にとっても同じようにビッグなイベントを、ここまでのファミリー感で楽しませてくれるとは正直思っていなかった。
これだけの歴史のあるロックバンドの、記念すべき節目ですからね。もうちょっとしっとりじっくり噛みしめるような祝い方が推奨されるんじゃないかと思いつつ、実際はそうでもなく。
…という表現は語弊があるかもしれないが、何にしてもあれだけ大きな存在でありながらきわめて”身近に”感じさせてくれる包容力に満ちたバンドなんだなあということを、例のツイートの件であらためて実感したのでした。
熱いファンがエレカシについて語るとき、特にデビュー当時のすごく尖った時期を知っている人などは、彼らの属性やライフヒストリーをやたらと狭い型にはめたがる傾向があるように思うのです。
それこそ初期の『ガストロンジャー』みたいな曲を、あの人並外れた迫力で歌っていたわけですしね。まあ無理はないかとも思うのですが。
エレカシの根本にあるものは、多分あのアツい時期とそんなには変わっていなくて、でもその魅せ方がどんどんやわらかくなっているようなところはありますよね。
いや、それにしても修学旅行感が半端なかったよね、本当に笑。これもまた、同級生どうしでバンドを組んでずっとともに歩んできたからこその空気感なのでしょう。
エレカシのこの独特のやさしい雰囲気が、この先十年も二十年も続いていくことを願うばかりです。