近頃、遅ればせながら、女性お笑いカルテット「ぼる塾」さんにハマっています。
ぼる塾とは
もともとは
猫塾(田辺さん、酒寄さん)と
しんぼる(きりやはるか、あんり)の別々のコンビでしたが、
2019年に2組が合流し、新たに4人組の『ぼる塾』として活動を始めました。
「ぼる塾」の名前は文字通り、もとの2つのコンビ名を組み合わせたものだそうです。
ぼる塾の魅力とは
ぼる塾のモットーとして、「体を張らない」というものがあります。
個人的には、この部分がすごく好きなのです。
というのも、単純に、テレビで芸人さんが過酷なことをしたり、ゲテモノ食べたり、
結構なレベルの悪質なドッキリにかけられたり、
そういうのにはあんまり、魅力を感じないんですよね…。
共感性羞恥、とかいうのかな。こういうの。(あれ、ちょっと違うか?)
自分とはまったく無関係な他人の感情を、あたかも自分自身のもののように感じてしまう、受け止めてしまうーーみたいな感覚。
何より、しんどいシーンは、見ているほうもしんどいですよ…。
ひたすら自分を削って、己をころして、なにかに耐えて、
そういうのはもう、令和のこの時代には合わないのではないかと思う。
「我慢は美徳」は真理ではあるけど、それはたぶん、本人以外のひとが言っていいことではないですよね。
ただの押し付けになってしまうから。
テレビで見るぼる塾さんも素敵なのですが、
ぼる塾さんのYoutubeチャンネル「ぼる塾ちゃんねる」で見られる4人の姿、絡みが、個人的にはとっても好きなのです。
ぼおっと見ていると、「ほのぼの」「癒し」という言葉が、もくもくっと脳内に浮かぶ。
いや、可愛い動物動画とかならわかるのだけど、
女芸人さんの動画見てこういう感覚になるのって、我ながらなんとも不思議です。笑
なんでしょうね…。
とにもかくにも、4人が4人とも、同じように魅力的なのです。
だからどうしたって、4人全員から、目が離せない。
あんりさんの安定感。
するどすぎる突っ込み、豊富すぎる語彙力。
(~すぎる、という言い回しはあまり好きではありませんが、つい使ってしまうほどのすばらしさなのです!)
はるちゃんの可愛らしさ、自由奔放さ。そして、ときおり垣間見える狂気性。笑
田辺さんは、ただただ癒しの存在です。
あの独特の話し方と声。どこか気品ある立ち振る舞い。
そして最後は、酒寄さんですね。
彼女はぼる塾のリーダーなのですが、現在育児中のため、テレビ、メディアには、ほとんど出ていません。
そのため、私はぼる塾さんにハマる前、まだなんとな~くの印象しかなかったときは、
(ん?ぼる、塾?あー、3人組のお笑い芸人さんかあ…しかし3人組って最近多いよなあ…)
と、思っていました。
(あとふつうに「3時のヒロイン」さんとの区別がついていなかった。笑)
酒寄さんがね…またいいキャラなんですよ…!
ぱっと見た感じの印象は、落ちついた静かな感じで、なんとなくおとなしそうな雰囲気を持ってらっしゃる方なのですが、実際は全然違う。
何かの動画のなかであんりさんがおっしゃっていましたが、
酒寄さんは「4人のなかで誰より『お笑い』を考えている」ひとなのでは、と思います。
いや~、酒寄さんが復帰して、完全体でのぼる塾さんを見られる日が、
ほんとうに、ほんっとうに、待ち遠しいです…!
酒寄さんのぼる塾日記
こちらはリーダーの酒寄希望さんによる、ぼる塾メンバーあんりさん、はるかさん、田辺さんとの日常を描いたエッセイ本です。
もともとは酒寄さんがnoteで連載されていたものですが、昨年末に待望の書籍化となりました。
文章の雰囲気としては、さくらももこさんのエッセイにちょっと似ています。安定のほのぼの感、ギャグ感。もちろんオチまでしっかり。笑
ぼる塾メンバーのなかで酒寄さんといちばん付き合いが長いのは、なんといっても、養成所時代から長年コンビを組んでいた田辺さんなので、やはりというか田辺さんの話の比率がかなり多めな気がします。
読んでいて、酒寄さんはほんとうに田辺さんが大好きなんだろうなあ~…という感じが文章の合間合間に滲み出ていて、心があったかくなるエッセイ本だと思います。
特にぼる塾ファンではないという方でも、普通に読み物として十分楽しめる内容なのでおすすめです。(読みながら何回も声出して笑っちゃいましたw)
あ、あと今、これが欲しくてしかたない…。
それでは、今日はこのへんで.