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『暁のヨナ』最新229話(40巻)「我が物」感想 | ここから1話冒頭にどうつながるんだろう?

ハラハラどきどきで面白いけど、今後の展開が全然読めない…
現時点で先が読める読者の方はいらっしゃるのだろうか?

 

 

 

 

暁のヨナ』229話「我が物」感想

う~ん… 誰が出てきて誰と闘った、とかそういう具体的な流れはさておき、『暁のヨナ』もいよいよ本格的に「群像劇」化してきたなぁ…というのが正直な感想です。

まあ、もともと群像劇ではあるんですけどね。
なんか、ここまではなかったというか。


今までは、基本的にはヨナ姫、次いでハクが物語の中央にどんと存在していて、遠くのほうにスウォンサイドがぼや~と見えてて(言い方w)、とにかくすべてのストーリー展開は「高華国」という一国の在り様を描くためのものだったように思うんですよね。

それが、ここ何話かではほとんど「南戒の在り様」を描くための展開がメインになってしまっている。
ストーリーの中心にいるのは、今やヨナ姫ではなく、メイニャンですよね。


たとえば真国編のときも、真国内部のあれこれが丁寧に描かれてはいたけど、あれはあくまで真国サイドがなぜ和解に踏み切れないのかを説明するためのもので、つまりはヨナ姫とその仲間たちおよび高華国サイドの動きの理由に説得力を持たせるための描写だったように思うのです。

要は、あの頃はまだ「高華国がメイン」だったよなぁ~と。

もちろん、今の展開も非常にスリリングで面白いのですけどね。(ドロモスとかドロモスとかドロモスとか…)
ちょっとなかなか、行きつく先が見えてこないといいますか。

 

ここから1話冒頭にどうつながる?

暁のヨナ』最大の謎は、実は1話冒頭のシーンであると私は思っています。

現在よりもかなり髪が長く、ずいぶん大人な雰囲気のヨナ姫と、顔の見えない誰かが言葉を交わすシーン。

「ヨナ姫、そろそろ出発しましょう」

1話冒頭で、ヨナ姫にこう声をかけている人物。

鎧っぽいものをつけていていかにも武人風なたたずまいですが、胸から下しか描かれておらず、誰であるかまったく分かりません。
はたしてこの方は、いったい誰なのでしょうか。


まぁここまできて新キャラっていうのはさすがにないと思うので、既存キャラの誰かであることは間違いないのでしょうが…

むしろ問題はそこではなく「なぜヨナ姫がふたたびさすらいの旅(?)に出ているのか?」ってところじゃないでしょうか。


現時点の状態から、ふたたびヨナが旅に出る展開になるというのが、個人的にはなかなかピンとこないんですよね…

一番考えられるのは、


・ヨナ姫の予知夢(?)の通り紅龍城が焼かれ、高華国側はピンチに

・南戒サイドとの会談のため、南戒におもむく必要がある

・スウォンが病で動けないので、代理のヨナが兵を引き連れて敵国へ向かう


…みたいな感じでしょうか。単純すぎ?

でもそんな単純な流れであれば、わざわざ物語の頭であれだけ「伏線」っぽく思わせぶりに(もちろん良い意味で)描く意図がわからない…

 

何にしても、現在南戒サイドをこれだけ細かく描いているわけですから、それが何らかの形で冒頭シーンに関わってきてもおかしくないんじゃないかと思うんですけどね。というかいい加減ラストにつながる決定的な何かが欲しいところです。

まぁ色々想像しつつ、今後の展開を楽しみに待ちたいと思います♪

 

 

 

 

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それでは、今日はこのへんで。