イラストルポライターの内澤旬子さんの著書『飼い喰い――三匹の豚とわたし』を読みました。すごかった。色々とすごかった。 私は普段小説ばかりを読んでいてノンフィクションものはそんなに読みませんが、これは本当読んで良かったなあと思います。単純に読み…
野島伸司さん脚本のドラマ「高校教師」(1993年版)を、アマプラで久々に見ました。私はこの世代ではなく、当然リアルタイムでは見ていないのだけれど、なぜか定期的に見たくなる(そして鬱感にどっぷり漬かりたくなる)作品の一つです。
忙しい時に限って、わりとどうでも良いことをじっくり調べたくなってしまうのが私の悪い癖です… というわけで今回は、以前からひそかに気になっていたアクセス元について調べてみました。
ずっと見たかったのにタイミングを逃し続けていた話題の韓国映画「ベイビー・ブローカー」を、お正月にようやく観ることができました。 なんとなくのストーリーは知っていましたが、やはりテーマそのものは本当に深くて重かった。でも、年初めに実のあるヒュ…
年末に何か映画でもみようかなと思い、アマプラで見つけてなんとなく観てみた本作でしたが見事にハマってしまいました。というかこれほど深い話だとは思っていなかったもので…
川上弘美さんの文章は基本的にシンプルなのに濃密な空気が伝わってくるような独特の雰囲気と勢いがあり、すごく好きなのでよく読んでいます。 今回は映画化、漫画化もされている人気作『センセイの鞄』を読んだ感想をまとめました。
著者のヘルマンヘッセはドイツ文学を代表する文学者であり、1946年にノーベル平和賞を受賞しています。
『らせん』を今さらながら読みました。鈴木光司さんの名作であり、日本のサスペンスホラーの金字塔である「リング」シリーズのもととなった小説です。
奇才と呼ばれる乙一さんのデビュー作「夏と花火と私の死体」は、一応はホラー小説にカテゴライズされるものの、なぜか定期的に読みたくなるような懐かしさと安定の面白さを秘めている作品だと思います。
『掃除婦のための手引き書』に次いで発売されたルシア・ベルリンの作品集『すべての月、すべての年』を最近ようやく読破することができました。
映画『ミスト』(スティーヴン・キング原作 フランク・ダラボン監督)は、いわゆる鬱映画と呼ばれるバッドエンド作品を語る上では絶対に外せないと言われており、特にラストシーンに関しては未だにあらゆる場で議論がなされています。
東野圭吾の代表作の一つ『赤い指』は、著者が直木賞受賞後にはじめて発表した長編小説です。 人気ドラマ「新参者」のスペシャル版としてドラマ化もされているので、原作は読んでいないけど大方のストーリーは知っているという人も多いでしょう。
Charaさんの新曲をようやっと聴けて、うわ~やっぱ良いなぁと震えています。Charaといえば『やさしい気持ち』『タイムマシーン』『あいのうた』あたりが鉄板だろうと思っていたのだけど、違うのね。
ずっと気になっていた映画『KOTOKO』を、先日ようやく観ることができました。 主演のCoccoのファンだから観たけれど、そうじゃなかったら観なかったかもしれない。主演が歌手の方の場合、魅せ方がなんとなくプロモーションビデオっぽくなってしまう作品もわ…
「西の魔女が死んだ」。あらためて見てみると、なかなかにインパクトのあるタイトルだなあという気がしますね。
「ソウルメイト」というワードは、スピリチュアル界隈ではわりによく聞く言葉なのではないかと思います。実際のところソウルメイトという概念はどのようなものなのでしょうか。
ザ・鬱映画と言われている映画『リリーシュシュのすべて』、皆さんは見たことありますでしょうか。 中二病だなんだと否定する声もありますが、私はなんだかんだですごく好きです。単に岩井俊二監督作品が好きだというのもありますが、あの映画はやはり何より…
今回は 伊坂幸太郎さんの名作『重力ピエロ』の感想をまとめました。 ミステリーというジャンルは、ちょっと独特なんですよね。情緒的な部分よりは伏線やミスリードなどのいわゆる「引っ掛け」が重視されるところもあるためか、書き手によっては一見「文学」…
こういう都市伝説的な話が好きで好きで仕方ありません…「暗い日曜日」、皆さんは聴いたことありますでしょうか。聴いたら死ぬとか言われてますが… 実際 どうなんでしょうね? 今回は、この曲にまつわる不可解なあれこれについてまとめてみました。
最近、『雪国』を読み返しました。昔は何気なく読みとばしていたような箇所が、何年かを経て読むと全然違って見えてくることがありますね。駒子は、いったいどんな想いで島村と過ごしていたんだろうか。
群像新人文学賞、芥川賞のW受賞を果たした本書は、村上龍のデビュー作でもあります。 『限りなく透明に近いブルー』ーー何とも綺麗な響きのあるタイトルですが、描かれているのはきわめて退廃的な生活を送る若者たちの虚無と絶望です。ちなみに初期のタイト…
私、これ聴けてないんですよね…もし事前に知っていたら、それはもう絶対にどんなことがあろうと見逃したりしなかったと思うんですけど。
現時点(2022.8)で既刊38巻(しかもまだまだ続きそう)。なんとも少女漫画離れした長期スパンで連載中の『暁のヨナ』ですが、やはりこれまでの連載の中である種、物語の岐路と言えるような重要な展開がいくつもあったなぁと数年来のファンとしてはしみじみ…
これは本当に、めっちゃくちゃ好きな映画です!絵も好き、音楽も好き、キャラクターの中の人の声も好き…ただ、この作品について世の中で賛否両論の意見が飛び交っていることも知っています。 「母親像の美化」「あんな母親いねえよ」。
南条あやさん。彼女が今も生きていたら、と時々ふと考えてしまう。 つくづく不思議な魅力の宿る文章を書く方だったなぁと思います。
ブログを続けていると、ときどきGoogleやYahooなどメインの検索エンジンとは別に何やら見慣れないアクセス元が出現しアクセスが急増することがあります。ん…これは何だ?まさか不正アクセスとか…と若干ビビり気味な今日この頃。
暑さで疲れていて、変な夢ばっかりみてしまう今日この頃。売れるもんなら売りたい。時代が時代なら、案外良い値になるんじゃないでしょうか??
今週のお題「人生最大のピンチ」 本好きな人なら、「この人の書いたものがこの世にある限りは、まぁ何とかやっていけるかもなぁ…」と思うくらい熱狂的に好きな物書きさんが、ひとりやふたりくらいはいるんじゃないかなと思います。
ハラハラどきどきで面白いけど、今後の展開が全然読めない…現時点で先が読める読者の方はいらっしゃるのだろうか?
これ、めちゃくちゃ面白かったです! 名取裕子さん主演のドラマ版は、原作とはだいぶ内容が違いますが、それぞれ違う楽しみ方ができるのでなかなかに良い改変だったと言えるんじゃないでしょうか。